着色性食品と着色補助食品①（飲み物編）

歯が黄ばむ要因には加齢やむし歯も考えられますが、その多くは飲食物の色素が原因の着色汚れです。
よく知られるコーヒー・赤ワイン・カレーなど色素の濃いものほど着色のリスクが高いと云えますが、これら以外にも着色しやすいものは意外に多いので少し紹介します。

今回は～飲み物編～ということで、先ずはお茶について。
急須に茶渋が着くように、歯にも茶渋は沈着しやすく落ちづらい着色汚れのひとつ。
そんな中でも特に着色しやすいのが紅茶、意外にもコーヒー以上に着色リスクが高いと云われています！
色素や苦味（渋み）の元となるタンニンが多く含まれていて、唾液中の成分と結合することで着色汚れの原因に…

他のお茶にもタンニンは含まれますが、リスクの高さは 紅茶 ＞ 烏龍茶 ＞ 緑茶 の順と云われていて、逆にタンニンが少ないものとしては、麦茶・ほうじ茶・そば茶が挙げられます◎

その他、コーヒー・赤ワイン・合成着色料を含む飲料、トマトなど色素の濃い野菜や果物を原料としたジュース類もリスクの高い《着色性食品》とされます。

更に、これら《着色性食品》と併せて摂取すると着色リスクが強化される《着色補助食品》にも注目！
単体での着色作用はないものの、酸性度が高くエナメル質の溶解を促して歯への着色作用を高める飲食料を指します。

具体的には…アルコール飲料・炭酸飲料・柑橘系／クエン酸飲料など、意外なところでは栄養ドリンク・乳酸菌系飲料・スポーツドリンク類の多くも該当します。

頻度や食べ合わせなど摂取の仕方や歯質によりリスクは異なりますが、着色が気になる方はご参考に！

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